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愛媛県木材協会のご案内

ごあいさつ

会長 菊池 正
一般社団法人 愛媛県木材協会

 会長  菊池 正
 
一般社団法人愛媛県木材協会の会員各位には、当協会の業務の推進にご理解とご協力をいただいておりますことを厚くお礼申し上げます。
新型コロナウイルス感染症は発生から2年たちましたが、新しい株へ変異するたびに感染力を高めており、第6波ではこれまでになく感染が拡大し、全国的にも収束の兆しが見えない状況となっています。一方、経済活動はワクチン接種などの防除対策が進み、徐々に回復してきました。
昨年はこのコロナ禍の渦中にありましたが、木材需給は、アメリカにおいて住宅着工数が増加したことで需要が増え、その結果、我が国への外材輸入が減少し、価格も高騰したことから、国産材の供給拡大を求めることになり、ご存じのとおりウッドショックと言われる状況となりました。
梅雨時期には例年、原木価格は下落していたのですが、逆に上昇し、外材輸入の動向などが見通せないこともあり、これまでにない価格となり、国産材への需要の高まりによる高値の状態は、昨年末まで継続しました。新年になって、木材の需給状況は落ち着きを見せては来ましたが、まだまだ高い水準が続いています。
今後の展開が気になるところですが、アメリカの住宅需要は継続する予測があり、ウクライナ紛争なども発生したことで、貿易の物流はコロナ前の状態に回復するまでには至らず、このところ大きな変化はないものの先行きが読めない状況になっています。
このように不安定な外材輸入に対して、国産材への要請は着実に拡大を見せており、今後はいかに国産材の供給を増加させ、安定させていくかが、課題となっています。
また昨年10月には「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行され、木材利用は地球環境を守るためにも重要であるとし、国連が採択した「持続可能な開発目標」(SDGs・また最近ではESG投資やTCFD提言)などとともに、木材の利用を社会活動や企業活動の規範とするような潮流が、大きなうねりになってきました。
これは、炭素を吸収する森林の役割と炭素を貯蔵する木材利用の機能が、社会の維持に不可欠なことと認識されたためであり、持続可能な循環型資源として、森林と木材を活用する社会の実現へと価値観が移行してきたのだと考えられます。
この森林と木材への評価の高まりを好機ととらえ、地域の林業と木材産業との連携を強め、持続可能な資源として国産材の価値を引き上げていくことが、ウッドショック後の取るべき対応であると考えております。
今後、林業・木材産業を取り巻く状況は大きな変化を迎えるでしょうが、愛媛県木材協会は会員各位のご支援を仰ぎ、時代が要請する木材製品を供給し、森林資源の活用を図ることで、環境保全と地域振興に貢献してまいる所存です。
 
令和4年5月


協会概要

法人名
一般社団法人 愛媛県木材協会
所在地
〒790-0003 愛媛県松山市三番町4丁目4-1 愛媛県林業会館3階
電話番号
089-948-8973
FAX番号
089-948-8974
e-mail
ehimewic@bronze.ocn.ne.jp
代表者
会長:菊池 正
設立年月日
昭和49年11月13日
会員数
141法人(令和3年6月現在)
業務内容
(1)木材業、製材業の振興に関する事業
(2)木材業、製材業の構造の改善のための意見・情報の収集・調整
(3)木材業、製材業の健全な発展のための要望意見の公表・具申
(4)木材業、製材業並びに関連産業の動向に関する調査研究・発表
(5)木材業、製材業に関する技術の向上、作業安全等、知識の普及
(6)福利厚生
(7)関係法令に関する知識の普及
(8)全各号の事業を達成するために必要な事項

お問い合わせフォームへのリンク

一般社団法人愛媛県木材協会
〒790-0003
愛媛県松山市三番町4丁目4-1
愛媛県林業会館3階

TEL.089-948-8973
FAX.089-948-8974
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